satohatsume-inochiomusubuのブログ

森のイスキア・佐藤初女さんの関連情報をアップしていきます。初女さんがむすんでくださったご縁でスタートしたプロジェクト「二人の写真家が見た佐藤初女 オザキマサキ写真展/岸圭子写真展」をきっかけに始まりました。

【銀座】森岡書店、スタートしました。

晴れ晴れとした冬の青空と太陽にめぐまれました。本日1月31日から2月4日まで銀座・森岡書店にて
岸圭子写真展「いのちをむすぶ・佐藤初女」が始まりました。
初女さんに囲まれているうえに
青森直送林檎のふくよかな香りに包まれて本当にきもちいい。
こころも脳も細胞も、全身が喜んでいるのを感じています。
森岡書店の皆さま、ムカイ林檎店の片山さん、初女さん、岸さん、石丸さん、そして
会場に向かってくださる皆さま、あらためて本当にありがとうございます。

感謝とともにお伝えせねばならないことがあります。

会期中、写真家・岸圭子さんの在廊予定はございません。

岸さんはここ数年、線維筋痛症という病と闘っています。
今回も、ぎりぎりまで在廊を検討してくださっていましたが
やはり厳しいとのこと。

線維筋痛症――レディ・ガガが闘病を公表したこと
耳にされる機会も多くなったかもしれませんが、
原因不明、特効薬も確たる治療法もまだない難しい病気です。

体調がまったくもって万全とは程遠いなか、無理をおして
写真展の準備に動いてくださった岸さんの思いと初女さんのことばが重なります。

 人の心に響くのは
 誰にでもできる一線を越えて行動したとき。
 耐えられねばやめればいいと思い切らないで
 もう一歩努力すること。
 そして忍耐することです。
 一線を越えるごとに、自分もまた成長します。
      (一線『いのちをむすぶ』より)

いつだったか、家事とかサボって全然いいと思うよ、というかサボってね、
体調優先で無理しすぎないで、と伝えたとき岸さんは
「初女さんだったら、と思うと、ついねえ……」と笑っていました。
彼女もまた「動の祈り」のなかを生きているのだと、今でも自分の無責任な発言を恥じています。

 

アーティストが自分の展示を「おまかせ」にせざるを得ないこと、その決断の大きさもまた重く受けとめての開催となりました。

会期中、トークの際に上映する初女さんの最後のおむすび動画は、
岸さんが最後に初女さんを撮影した日に撮らせていただいたもの。

どうぞ見にいらしてください。
ふたりの「動の祈り」、
岸さんと初女さんの、長年にわたる信頼関係もそのまま映っています。

何もできず岸さんの一日も早い回復を祈るばかりですが
岸さんへの感謝の思いとともにお話させていただきます。
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岸圭子写真展『いのちをむすぶ・佐藤初女

2018年1月31日(水)~2月4日(日)

13:00~20:00(会期中無休)


森のイスキア・佐藤初女さんの三回忌を偲び
銀座・森岡書店が今年もささやかな集いの場となります。
遺作となった一冊の本『いのちをむすぶ』(集英社)とともにお待ちしております。

会場◎森岡書店
〒104-0061 東京都中央区銀座1丁目28−15 鈴木ビル1階 
Tel:03-3535-5020
アクセス:新富町駅1番出口から徒歩約2分/宝町駅A1出口から徒歩約5分
銀座一丁目駅10番出口から徒歩約5分
森岡書店 - ホーム | Facebook

イベント◎『いのちをむすぶ』編集スタッフによる上映とミニトーク
平日:18:30~ 土日:15:00~、18:00~(予定)
※要予約・りんご付き1000円 
――2015年の秋。『いのちをむすぶ』の最後の撮影で弘前イスキアにおじゃましたときのこと。
思いがけないことでしたが、初女さんはおむすびをむすぶ準備を整えて待っておられました。
担当編集者が思わずおさめた約15分の動画、そのお姿を分かち合います。

※展示やイベントに関しての変更・追加等がある場合があります。
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初女さんにいただいた最後のおむすび