永久運動
「初女さんの写真展を開催できることは、私にとっても意義深いことです」とおっしゃり、昨年に続き森岡書店という素晴らしい空間をご提供くださった森岡書店の店主・森岡督行さん。
「一冊の本を売る書店」森岡書店で同じ本が展示にかかることは珍しく、宮沢賢治の『ポラーノの広場』と『いのちをむすぶ』の2タイトルだけ。賢治と並ぶなんてありがたいね、なんて会話をしていましたが、昨日はそうそう呑気なことばかり言ってられない現実に気づいた出来事も。
当たり前のことですが、本に限らず「商品」というものは売れないと次の展開が難しい、という現実。
気持ちだけでは続けていくことが難しい厳しい一面があるという、大きな課題を改めて突きつけられています。
幸いなことに本や写真作品などの著作物は、本人の直接の働きから離れたあとも、そのものが新たな利益を産み続けてくれるという、永久運動の担い手でもあります。
初女さんと森のイスキアだけでなく、闘病で働きたくとも働けない岸圭子さんにもこの働きがもたらされますように。
そして、インド出張中の森岡さんが無事にお帰りになった時、あの満面笑顔になってもらえますように!
毎日多くのご来場をいただき本当に感謝しております。
展示も残るところ2日。
今日も明日もたくさんの方に初女さんを連れて帰ってもらえますように…
会場でお待ちしております!
水道橋のカフェ、アンチヘブリンガンにて